美容整形をして生まれ変わりたい

(熊本県八代市 ゆっこさん 派遣社員 35歳)

私には、子供の頃からのコンプレックスがありました。

腫れぼったい目や、左右でバランスが大きく違う鼻など、顔の欠点を上げればきりがなく、その容姿のために自分に自信が持てずに、何をするにも積極的になれずに生きてきたのです。

何かうまくいかないことや、失敗があると、全ては自分の容姿のせいだと思っていました。そんな風に考えてしまう自分のことも大嫌いだったのですが、それでも容姿へのコンプレックスは変えようがなく、このままでは私の人生はこのまま後ろ向きなままに終わってしまうと思っていました。

そんな自分から生まれ変わるために、美容整形をしようと考えるようになったのは、30歳を過ぎてからでした。私だって、結婚もしたいし、人並みに幸せになりたい、けれど、この容姿のままではそれは絶対に叶わないと思い込んでいたのです。

美容整形を受けるために必死で働いて、お金を貯めました。そしても目標の金額がたまったところで、美容整形外科を訪れました。

目や鼻、あごなど、私のコンプレックスを一つ一つカウンセリングしてもらい、手術の方針が決まったのですが、私の希望を全て実現するには、私が用意した金額では、まだ不十分でした。

しかし、生まれ変わるんだと思ってきた以上中途半端なことはしたくありません。また、もう顔を変えるつもりでそれまでの仕事も辞める準備に入っており、ここから後戻りすることもできませんでした。

それで、足りない分の手術費用を消費者金融から借りることにしたのです。

手術が終わって、包帯が外れた日のことは、たぶん一生忘れません。今までの大嫌いだった自分はもうそこにはおらず、そこから私の新しい人生が開けたのです。顔を変えたことも、お金も借りたことも後悔は一切ありません。

これで、私もやっと前向きに生きていくことができるのです。

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