特殊な病気で個室入院になってしまった父の差額ベット代

(宮崎県宮崎市 マンゴタンゴ 主婦 58歳)

昨年、私の父が血小板減少性紫斑病という大変珍しい病気で倒れた時のことです。はじめに運ばれた自宅近くの病院には、処置をするための設備がなく、少し離れた総合病院に店員することになった時のことでした。

近隣には、その病気を専門で見られる病院はその病院しかなかったのですが、転院の受け入れ条件というのが、個室の病室に入ることというものだったのです。

現在の父の病状では、大部屋への入院は難しいそうだったのですが、個室に入院となると差額ベット代はかなりものもになり、父の年金だけではとても支払える金額ではありません。父の命がかかったことですので、お金のことなどよりも、父に最適な治療を受けてもらうことが一番ですので、個室という条件での転院を受け入れてもらったのですが、入院が長引けば、入院費が問題になることは間違いありませんでした。

結局、父が危機を脱して、大部屋の病室へ移れるまでには2ヵ月ほどの期間がかかってしまい、その間の入院費の総額は百万を超える単位のものになってしまいました。父の貯えや、私を含めて兄弟でもお金を出し合いましたが、みんなそれぞれの家庭でもお金がかかる事情があり、結局入院の後半には、支払いが滞るようになってしまっていました。

そこで、長男である私の兄が兄弟を代表して消費者金融で借金をして、父の病院代を支払ってくれました。

父はその後、病気になる前とほぼ変わらないくらいにまで回復し、今は元気にしています。もし入院代を払えなかったとしたらどうなっていたかと思うと、お金を借りてでも父が元気になってくれてよかったと心から思っています。

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