ケガで契約解除、家賃が払えない

(島根県出雲市 お稲荷さん 派遣社員 31歳)

趣味のマラソンを楽しんでいた時にアキレス腱を断絶し、出社困難のためにしばらく会社を欠勤した時のことです。

私は派遣社員として働いていたのですが、欠勤が長引くようならば一度やめて欲しいということを、派遣先からやんわりと提案され、出社ができない以上あまり無理を言うこともできずに仕事を退職してしまいました。

こんな時のために日ごろから貯金をするなり、保険に加入するなりをしていればよかったのですが、そもそも計画性というものがない私は、お金はあったらあっただけ使ってしまう生活をしていました。そのため、急に仕事を失って、怪我もしている状態で、来月からの家賃の支払いにも困ることになってしまったのです。

こんな足でもできる仕事を探そうにも、しばらくは身動きもままなりませんので、そんなにすぐには働くこともできません。家賃のもう少し安いところに引っ越そうにも、引越し費用を払うこともできません。今のところでなんとか住み続けるしかありませんでした。

食費などを節約しても、病院代もかかりますし、病院に行くにも仕方なくタクシーで移動するような状態です。大家さんに事情を説明して、家賃の支払いを少し待ってもらうことにしたのですが、待ってもらったところで収入の無い私は家賃を支払うあてがありませんでした。

実家の親に頼って、実家に戻ってくるように言われるのも面倒で、足が治るまでのしばらくの間、お金を借りて、そのお金で生活をすることにしました。

借りたお金で家賃や病院代を支払い、仕事に戻れるくらいまで回復するまでの間をなんとかやり繰りしまた。そして、足が治ってからは元の派遣先にまた派遣してもらうことができ、元の生活に戻ることができました。

借りたお金の返済は、もっと苦労するかと思ったのですが、あれば使ってしまうお金も、なければないで生活ができることがわかりました。お金を借りたという体験を機に浪費癖や、お金のやり繰りを見直してみたいと思っています。

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