仕事が決まったのに給料前で電気代が払えない

(徳島県吉野川市 ヒゲ眼鏡さん SE 25歳)

新入社員として入社した会社が、自分の思い描いていたものと違い、入社2年目で転職を決意しました。

同期の中には、会社に在籍したまま転職活動をし、転職先を決めてから退職していった人もいたのですが、私は二つのことを同時にできるほどの器用さはなく、仕事を辞めてしまってから転職活動をすることにしたのです。

私の予定では、数ヶ月以内には次の仕事をはじめるという意気込みで会社を退職したのですが、転職活動は思うようにいかず、退職前に十分準備をしたつもりの転職資金がだんだん残り少なくなっていくというなんとも不安な転職活動をすることになってしまいました。

私の転職先が決まり、新しい会社で勤務できるまでには、結局8ヶ月もの期間がかかってしまいました。その間に失業保険の受給もできたのですが、それでも家賃や生活費を支払いながらの転職活動は私の財政を圧迫していました。

転職先で実際に勤務をはじめたころには、私の貯金はすっかり底をつきかけており、しかも転職したばかりの私はうれしいことなのですが、歓迎会を開いてもらったり、先輩達にランチに誘ってもらったり、そういったことでも出費がかさんでいくことになりました。

そういった交際費に使うお金を残しておかなくてはならず、家賃はどうしても払わなくてはなりませんので、気が付くと支払いが遅れてしまっていたのが、光熱費の支払いでした。
来週までに支払いがなければ電気を止めるという知らせが来たのは、新しい仕事の給料が入る直前で、数か月分の電気料金を滞納してしまっていた時でした。

電気を止められては一大事なのですが、どうやっても貯まってしまった全額を一度に払うことはできません。それで、電気が止められる前に電気代を支払うためにお金を借りました。転職したばかりでしたが、お金は無事かりることができ、電気代は無事に支払うことができました。

安定した収入のある生活に戻れるまであと一歩というところで貯えが底をつきたのですが、お金が借りられたので、なんとか乗り切ることができました。

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